相続税と相続税対策について
相続税とは
相続税とは、亡くなった方の遺産を相続する場合に課せられる税金です。
相続税がかかる人はどのような人か
相続税、『一定の金額以上の相続財産がある』場合に課せられる税金です。その金額はといいますと、相続人の人数により変わってきますが、次の式で計算することができます。
3,000万円+600万円×法定相続人の数
1 法定相続人の数は、相続の放棄をした人がいても、その放棄がなかったものとした場合の相続人の数をいいます。
2 養子も法定相続人ですが、相続税の計算上は1人まで(実子がいなければ2人まで)しか法定相続人の数に入れられません。たくさんの人を養子とし、相続税を免れるという手段を防止する趣旨です。
この計算で算出された金額以上に相続財産があれば、相続税が課せられる可能性があります。
相続税対策
相続税対策として、生前に贈与をするという方法があります。ただし、110万円以上の財産を贈与すると贈与税がかかってしまいますので注意が必要です。毎年、110万円以下の財産を法定相続人に贈与するのがよいでしょう。
なお、1年に110万円を10年に渡って定期的に贈与し続けるというようなことをすると、『最初に1,100万円を贈与する意図があった』と税務署に扱われてしまい、贈与税が課せられてしまいます。相続対策をする方は、専門家の意見を仰ぎつつ対策を練ることをおススメいたします。
また、他にも様々な相続税対策の方法がありますが、実際に利用する際は、やはり専門家の意見を仰ぐのが安全です。
相続税について
相続税については、国税庁のWebサイトで詳しい解説がなされていますので、参考になさってみてください。
相続税について(国税庁Webサイト)
http://www.nta.go.jp/taxanswer/sozoku/souzoku.htm
贈与税について
贈与税については、国税庁のWebサイトで詳しい解説がなされていますので、参考になさってみてください。
贈与税について(国税庁Webサイト)
http://www.nta.go.jp/taxanswer/zoyo/zouyo.htm